問題は、その気づきを来年の自分に届く形で残せるか。1年後、記憶はほぼ消えています。だから私は健診が終わった直後に、うまくいったこと・想定外・改善案を記録に残すようにしています。
この記事は、現場3年目の准看護師によるその実録です。①当日の流れ ②うまくいったことと想定外 ③来年に活きる引き継ぎメモの残し方、をまとめます。健診運営を担当する施設看護師さんの参考になれば嬉しいです。
当日の流れ——健診車2台、受付8時30分開始
当日は晴れて気温が高い一日でした。事前に駐車場を空けておいたので、健診車2台の駐車もスムーズ。朝から気温が高かったので、会場の空調調整も早めに対応しました。
8時30分受付開始で、おおむね3時間以内に終了。採血が苦手な利用者さんも思ったより落ち着いていて、付き添いながら介助できました。健診センターのナースはベテランで手際がよく、施設側は誘導・介助・機材の搬入サポートに徹する形になりました。
うまくいったこと——前日までの準備が当日を救う
前日までに会場となる会議室の片付け・電源確保・駐車スペースの確保を済ませていました。だから当日の朝は、到着した健診車の対応からスムーズに入れました。当日に慌てないためには、前日までに「何をどこまで終わらせるか」を明確にしておくこと。準備を前倒しで進めておくことの効果を改めて感じました。
想定外だったこと2つ
① 健診車の到着が朝礼より早かった
健診車の到着が施設の朝礼より早い時間で、朝礼と健診対応が重なって多少バタつきました。来年は到着時間を事前に確認して、朝礼との兼ね合いを調整しておく必要があります。
② 健診センターの担当窓口が変わっていた
今年から健診センターの担当者が変わっていました。例年通りのペースで問診票や検査容器の到着を待っていたところ、なかなか届かず、じわじわとストレスに。担当者が変わった年は「例年通り」が通じないことがあります。早めに連絡を取って「いつ頃届くか」を確認しておくと安心です。
来年への改善案と、引き継ぎメモの残し方
健診を終えて、現場から出た改善案はこの4つでした。
✅ 担当窓口が変わった年は早めに連絡し、準備物の到着時期を確認する
✅ 利用者ごとの付き添い割り振りを見直す
✅ 職員が先に健診を終わらせてから利用者の付き添いに入る方式を検討する
特に最後の点は、職員が自分の受診と利用者さんの付き添いを掛け持ちしている現状の改善案です。職員が先に受診を済ませてから利用者さんに集中できれば、付き添いの質も上がるはずです。
① 日程・時間の実績:受付開始〜終了の実時間、健診車の到着時刻
② モノと場所:会場設営・電源・駐車の段取りと、準備物の到着時期
③ 人の動き:付き添いの割り振りで良かった組み合わせ・見直したい組み合わせ
④ 例年との差分:担当者交代・方式変更など「今年変わったこと」——来年いちばん効く情報はこれ
健診運営の全体像——準備は2ヶ月前から始まっている
当日の話を書きましたが、健診運営の勝負は実はもっと手前から始まっています。日程の確保、受診者名簿の作成、誰が誰を引率するかの振り分け、そして前日の会場設営。この一連の流れは健診シリーズとして記事にしているので、これから健診運営を担当する方は「事前準備でやってること」「振り分け作業の思考プロセス」もあわせて読んでもらえると、全体像が掴めると思います。
✅ 健診当日を救うのは前日までの準備。「どこまで終わらせるか」を明確に
✅ 健診車の到着時刻と朝礼の重なりは事前確認でつぶせる
✅ 担当者が変わった年は「例年通り」が通じない。早めの連絡で確認を
✅ 反省は記憶が新しいうちに「来年の自分への引き継ぎメモ」として残す
✅ 日程実績・モノと場所・人の動き・例年との差分——この4項目を書けば来年が楽になる
※ 本記事は障害者支援施設で働く現場看護師の一次情報・体験に基づく内容です。事例は特定を避けるため一部抽象化しています。医療的な判断や処置については、必ず医師・専門家にご相談ください。



コメント