褥瘡に気づいていたのに、受診につなげられなかった話

現場の看護記録
正直に書きます。褥瘡らしき状態に気づいたのは、受診の約1週間前でした。知っていました。でもその1週間、受診につなげられませんでした。
かっこいい理由はありません。どう動けばいいか、わからなかったのです。

気づいていたのに、動けなかった1週間

障害特性から長時間同じ姿勢で過ごすことが多い利用者さんがいます。ある日、皮膚の状態を確認したときに「これは褥瘡かもしれない」と思いました。

でもその後、すぐに受診につなげることができませんでした。「受診が必要なレベルなのか」「様子見でいいのか」、その判断が自分の中でつかなかったのです。

責任が重くて、足が重くなる感覚がありました。動けば動くほど自分の判断が問われる。わからないまま1週間が過ぎました。

受診につながったのは、別の通院がきっかけでした

その日は別の利用者さんの手術の付き添いがあり、自分は動ける状況ではありませんでした。代わりにサビ管に通院を任せる際、「褥瘡があるので今日の診察で一緒に診てもらってほしい」と伝えました。ちょうど同じ病院に別の利用者さんの通院で付き添っていた施設の看護師がいて、サビ管からその話を聞いて医師に処方をお願いしてくれたのです。

直接動けたわけではありませんでしたが、繋ぐことはできました。

施設での処置が必要と判断され、必要な資材も処方してもらえました。受診につなげられてよかったと思っています。

なぜ動けなかったのか、少し考えてみました

自分の能力の問題だけじゃないとは思っています。でも言い訳にもしたくありません。

施設の看護師は、受診の判断をひとりで抱えることが多いです。「これは受診レベルか」を相談できる相手が近くにいない場面が多い。迷ったときに「どう思いますか」と聞ける医療職が、施設の中にいないのです。

今回は自分が繋いだことで動きました。でもそれは綱渡りで、仕組みではありませんでした。

同じことを繰り返さないために

反省はしています。ただ反省だけで終わっても意味がないので、「迷ったときにどう動くか」を自分の中で少し整理しておこうと思っています。

褥瘡の受診判断や、発見後の仕組みづくりについては、こちらの記事にも書きました。あわせて読んでもらえると、流れが見えやすいと思います。

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📝 今日の現場ノート まとめ

・褥瘡らしき状態に気づいていたのに、1週間受診につなげられませんでした
・判断できなかったのは、相談できる構造がなかったことも一因だと思っています
・受診につながったのは偶然で、仕組みではありませんでした
・同じことを繰り返さないために、迷ったときの動き方を整理していくつもりです

※本記事は個人の現場経験をもとにした情報です。医療的な判断や処置については、必ず専門家にご相談ください。

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