褥瘡ケアは看護師ひとりでやるものじゃない——仕組みを作ることが現場看護師の仕事だった

現場の看護記録
気づいていた褥瘡を、別の通院に乗っかる形でようやく受診につなげることができました。自分が直接動けない日だったので、サビ管に通院を任せながら「褥瘡も診てもらってほしい」と繋いだのです。その経緯についてはこちらの記事に書きました。
受診後、施設の会議でその件を報告したところ、上司から「早急に対応するように」と言われました。軽く尻を叩かれた感じです。その言葉をきっかけに、自分の中でぼんやりしていたことが少し整理されてきました。
褥瘡ケアって、看護師ひとりで抱え込むものじゃないよな、と。

障害特性から、同じ姿勢が長時間続きやすい利用者さん

今回対応しているのは、障害特性上、生活のルーティンが固定されやすく、長時間同じ姿勢で過ごすことが多い利用者さんです。
「姿勢を変えましょう」と声をかけるだけでは動いてもらえないこともあり、関わり方そのものを工夫する必要があります。

こういった方の場合、褥瘡が発生するリスクは日常的に存在していて、予防的な視点で動けているかどうかが問われます。

正直なところ、目が届かない時間の方が多いです

褥瘡ケアの2本柱は体位管理と創処置です。初期であれば創処置よりも体位管理の比重が大きく、早めに除圧できれば悪化を防げます。

ただ現実として、ずっとそばにいられるわけではありません。通院の同行、記録の作成、他の利用者さんへの対応——日中はいろいろ重なります。「もっとこまめに確認できれば」と思いつつ、そうもいかないのが正直なところです。

「支援員さんが体位変換してくれればいいのに」と思ったこともありました。でもそれだけ言っても、なかなか動いてもらえません。なんでだろう、と考えていました。

動いてもらえないのは、やり方がわからないからかもしれない

支援員さんが体位変換をしないのは、関心がないからではないと思います。「何をどのタイミングでどうすればいいか」がわからない状態になっているだけで、やり方が伝われば動いてもらえるはずです。

看護師の役割は、全部自分でこなすことじゃないんですよね。判断して、伝えて、動ける状態を作ること。そこまでが仕事なんだと、上司に発破をかけられて改めて考えました。

体位変換のタイミング、姿勢の取り方、確認したら何に記録するか——この流れを整理して共有することが、まず取り組むべきことだと考えています。

現場で使えるものは、現場で一緒に作るしかない

ただ、看護師が一方的に「こうしてください」と決めて渡しても、現場にそぐわないものができあがるだけです。

その利用者さんの日常の様子や関わり方は、支援員さんの方がよく知っています。その知識と、看護師としての医療的な判断を合わせながら、使えるものにしていく必要があります。これはまだこれからの話です。

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📝 今日の現場ノート まとめ

・褥瘡ケアの2本柱は体位管理と創処置。初期は体位管理が特に重要です
・看護師ひとりで抱え込まず、支援員が動ける仕組みを作ることが役割です
・動いてもらえないのは関心がないからではなく、やり方がわからないからかもしれません
・現場で使える仕組みは、現場とすり合わせながら一緒に作るものです

※本記事は個人の現場経験をもとにした情報です。医療的な判断や処置については、必ず専門家にご相談ください。

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