新しい入所者を迎えた日——受け入れで気づけなかったことと、これからのこと

新しい入所者を迎えた日——受け入れで気づけなかったことと、これからのこと 現場の看護記録
今日、精神科に約10年入院していた方が施設に入所されました。以前うちの施設を利用されていた方で、昨年末から外泊を繰り返しながら退院の時期を探ってきた経緯があります。
受け入れの場には相談員・サビ管・看護師が揃っていました。でも終わってみると、確認できていなかったことがありました。

受け入れ時に共有された医療情報

統合失調症と知的障害のある方です。精神科への受診は月1回継続することになりました。

医療面で特に重要だったのは低ナトリウム血症の管理です。多飲症があり、水を過剰に飲んでしまうことで血液中のナトリウムが薄まるリスクがあります。そのため塩化ナトリウムを1日2g追加で摂取する必要があり、今夜の食事から対応することになりました。

体重管理も重要な指標になっています。毎朝体重測定をして、1日±2kgを目標に設定してあります。体重の変動が水分摂取量の目安になるからです。体験で来ていた時期からすでにこの管理が続いていました。

塩分補給の方法は現場の知恵で解決しました。担当の支援員がふりかけを購入して食事と一緒に取れるようにする予定で、物が揃うまでは調理の協力でごま塩を用意してもらえることになりました。医療的な指示を日常の食事に溶け込ませる、施設ならではの対応だと思います。

受け入れの場で気づけなかったこと

昨年の体験利用の時期から、歩行状態が気になっていました。病院内で転倒があり左足を痛めた様子があって、その時から跛行が見られていました。

今日会ってみると、半年経った今もその状態を引きずっていました。年齢の割に不安を覚える歩き方で、病院という安全な環境だったから大きな問題にならなかっただけかもしれません。施設での生活となると、転倒リスクが現実的になります。

受け入れの場で、相談員・サビ管・看護師が揃っていたにもかかわらず、歩行状態についての確認や説明が一切ありませんでした。こちらも確認できていませんでした。脇が甘かったと思っています。

初日の様子

病院では下履きしか持っていなかったので、急いで購入しに走りました。病院から施設への移行は、生活用品から整えていく場面があります。

本人は物静かな様子で、大きなトラブルはありませんでした。10年ぶりに戻ってきた施設で、少しずつ慣れていってもらえればと思っています。

これからのこと

歩行状態については、月1回の精神科受診のタイミングで主治医に確認してもらう必要があります。半年経っても改善していない状態が、薬の副作用なのか、受傷の影響が残っているのか、きちんと把握する必要があります。

受け入れは始まりにすぎません。今日確認できなかったことを、これからの関わりの中で一つずつ把握していくことが大事だと思っています。

📝 今日の現場ノート まとめ

・低ナトリウム血症・多飲症のある方の受け入れ。毎朝の体重測定と塩分補給が管理の柱です
・受け入れの場で歩行状態の確認ができませんでした。これは反省点です
・病院から施設への移行は、医療的な管理だけでなく生活用品の準備など細かな対応が必要です
・受け入れは始まり。今日できなかった確認を、これからの関わりで補っていきます

※本記事は個人の現場経験をもとにした情報です。医療的な判断や処置については、必ず専門家にご相談ください。

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